死
富山県氷見市の「コマツキャステックス」工場爆発事故により、私の大切な後輩が命を落とした…
不謹慎かもしれないが、彼の存在を生涯忘れない為にも、あえてブログに書くことにした。
今回の事故を通じて、「死」は唐突にやってくるのだなと、再認識させられたと同時に、どこかでもう一度くらい、顔を見ることはできなかったのだろうか…などといった行き場のない、生産性のない後悔で、頭も胸もいっぱいになった…
あの頃の彼は、
純粋で不器用で、はにかんだ笑顔が印象的な青年だった。
また、あの頃の彼は強く、思い切りもよく、対空時間の長い強いシュートは、魅力があり、爽快そのものであった。
しかし、いつも何処かで、彼の心の「影」を感じざるを得なかった…
何が理由なのかも分からない。
本当にそんな「影」が存在したのかも分からない。
でも、一つ言えることは、私にはいつも、その漠然とした「影」が見えたのだ…
他人には、決して、立ち入ることのできない特別な場所である「影」の存在を
彼は、心から笑えていたのだろうか?
彼は、自分の人生を生きていたのだろうか?
彼は、報われたのだろうか?
彼は、幸せだったのか?
彼の人生とは、一体なんだったのだろうか??
仕事を頑張ることは素晴らしい!
仕事に誇りが持てることは素晴らしい!
でも、それが事故であれ、アクシデントであれ、ハプニングであれ、
仕事で「命」を落とすことは納得ができない…
彼の事を想い、憂鬱になった。
彼の事を想い、何だか怖くなった。
彼の事を想い、無力感に襲われた。
彼の事を想い、儚さを感じた。
彼の事を想い、心から淋しいと思った。
私もいつ「死」が来るのだろうか?
彼の「死」によって、彼に会うことは、二度とできない訳で…
「死」を受け入れるほど、自分は大人ではないのだなと思い知らされた。
「死」の先に何があるのかは、私にも誰にも分からないが、もし何かがあるのなら、心からの”会心の笑顔”で彼が存在しててくれることを切に願いたい!
さらには、
あの頃のように、高く高く跳んで、大きく羽ばたいてもらいたいと、心から願う次第である。
本当に、今世、お疲れさまでした。
君に出逢えた事実と思い出に感謝して、残された『生』を全うしたいと強く思うのでした。
おやすみ。
ゆっくり休んで下さいね☆